妄々録拾穂抄

MowMowしている

顔に似合わないんだからやめろと言われる

感情の扱い方に関しては身につけたものがあるから、切り離したりどこかへ流してやったりしてストレスにならない方法は心得ている。

それでも合理的な考えに従ってくれないのが感情というやつで。

どうすれば苦しくないのかわかってても、その道をとることが苦痛だと反応してくるのがほんとに傍目で馬鹿に映るんだろうとそこまでわかっているし。

でも感情と名付けるのもちょっと違って、心の上辺に浮き上がってきては流れていくものではなくて確信にちかい気持ちというやつではあるけど、もう行き場がなくて一面ではただのこだわりや思い込みだと言われても仕方ない。

そういうものと人生の可能性を引き換えにする決断をしてるのは阿呆だと思われるのも承知だし、少なからぬ人をかなしい気持ちにさせるのも了解している。もうすでに一生分の後悔を先に受け取ってるとはいえどこかで選択を悔いる可能性もないわけでない。

価値があるかと問われてもわからないと言うしかなくて、それでもこれは確信だから、恥じることない正しい気持ちだからと自分が思っているだけだ。

嘘をついて不誠実な真似をしないために。

これは最大限に自分に優しくして許した結果だ。

損でも苦しくてもそれ以上の自己承認はできない。そういう承認という意味では誰かに許してもらうことを求めているのだと思うが叶わなくしたのは自分の責任がほとんど。

きっと背負い込んだり思い詰めたりしなくてもいいと言われるのが見えてて、おおかたの人は気にかけなかったり忘れたりしていく類のものだって大人になったんだからわかってる。

わかってて曲げる気がないんだからほんと不合理。フィクションじゃないんだから報われないんだ。人には人なりの出来事しか起きないのであればこれがぼくの人生なんでしょう。

時間がまた止まるだけのこと。