昔は哲学者や思想家のアンソロジーシリーズ*1を各出版社で出していた。翻訳の質や研究の時代的限界はあるものの、主要な著作の解説と抜粋を読むことができるので結構重宝する。平凡社も76~78年に以下の巻立てで「世界の思想家」シリーズを刊行していて、文庫版の平凡社ライブラリーにいくつかの巻を収録し直したりしている。*2
01 『プラトン』 藤沢令夫
02 『アリストテレス』 川田殖
03 『アウグスティヌス』 泉治典
04 『マキャヴェリ』 佐々木毅
05 『ルター』 徳善義和
06 『ガリレオ』 青木靖三
07 『デカルト』 野田又夫
08 『パスカル』 田辺保
09 『ルソー』 河野健二
10 『アダム・スミス』 杉山忠平
11 『カント』 山崎正一
12 『ヘーゲル』 廣松渉
13 『プルードン』 河野健二
14 『ダーウィン』 八杉龍一
15 『キルケゴール』 飯島宗享
16 『マルクス』 杉原四郎
17 『ニーチェ』 渡辺二郎
18 『フロイト』 小此木啓吾
19 『フッサール』 立松弘孝
20 『デューイ』 魚住郁夫
21 『ウェーバー』 出口勇蔵
22 『レーニン』 和田春樹
23 『ウィトゲンシュタイン』 黒田亘
24 『ハイデッガー』 細谷貞雄