妄々録拾穂抄

MowMowしている

読書

神、空に知ろしめす、なべて世は事もなし。本当に?――木古おうみ『領怪神犯』

領怪神犯 (角川文庫) 作者:木古 おうみ KADOKAWA Amazon 困ったときの神頼み。ただ神もお願いを叶えてくれるだけの人に都合のいいモノばかりではない。 どこにもそこにもいろいろな神がいるという日本的な感覚からちょっと踏み込んでみると、果たしてそれら…

センスがね……と思ってデザインの基礎を学ぶ

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] 作者:Robin Williams マイナビ出版 Amazon 見た目のいいものをそれっぽくするセンスないな、と思っていて。 何がセンスのいいデザインなのかとあいまいな考えをしてても仕方ないので、そもそもセンスと総称される…

古典ギリシア語を覚えたい(予定は未定)

やり損ねていることはたくさんある。 たとえばプラトンやアリストテレスを原語で読みたいとか。そのために古典ギリシア語の勉強をしたいとか。なにか実用のためでもないしいつものごとく趣味の範囲の話だ。 「いつかやりたいな」の”いつか”は待てど暮らせど…

講談社「人類の知的遺産」シリーズから講談社学術文庫へ

scientiapotentiaest.hatenablog.jp 上の関連で講談社の「人類の知的遺産」シリーズも同様のアンソロジーで刊行されたシリーズ。評伝と思想の概要、著作の抜粋翻訳で成り立っている。元シリーズは80巻に及ぶ浩瀚なもので、取り上げている人物も他社シリーズ…

平凡社「世界の思想家」シリーズと平凡社ライブラリー入りしたもの

昔は哲学者や思想家のアンソロジーシリーズ*1を各出版社で出していた。翻訳の質や研究の時代的限界はあるものの、主要な著作の解説と抜粋を読むことができるので結構重宝する。平凡社も76~78年に以下の巻立てで「世界の思想家」シリーズを刊行していて、文…

光文社未来ライブラリー、かなり良い

株式会社光文社は、ノンフィクション・学術文庫シリーズ「光文社未来ライブラリー」を創刊します|株式会社光文社のプレスリリース 4月から創刊された光文社の新しい文庫レーベル「光文社未来ライブラリー」のラインナップが自分に刺さりまくっている。海外…

雑事数件(ほぼ本)

寝不足と頭痛 先週末また頭痛で不本意な週末を過ごしたあと、睡眠も浅いのか寝不足感が残って週明けも身体がに疲労感が残る。仕事中も帰りたい欲が大きく、内心でぐだぐだした気持ちをコントロールするのが忙しい。業務は進捗させているものの能率が下がって…

学んだスキルが身につかない3つの障害

読まなくていい前置き 世の中に出回る自己啓発やビジネススキルの本は数えたらキリがない。それらを読むのが好きだという人も少なくないはずだ。基本的に趣味の読み物ではないからみんな何を求めるかというと、新しいことを学ぶために本を手に取る。そんなに…

ノックしなければわからない

もしもし、誰かいますか。 頭を小突いてみてちゃんと考えてくれる内的な自分がいるか問いかけてみなくては。 5年後の自分は何をしているかわからない。 時間の感覚が壊れているから中長期的なことを考えるのは苦手だ。 まだ今の職場で会計をいじっているか、…