いままででぼくが誰よりも愛している人が結婚します。
知り合ったときからしあわせになるべきだと思っていた人が、やっとしあわせになるのは自分のことでなくてもうれしいと心からおもいます。
ぼくの力及ばず渡してあげることの出来なかったものを彼女はきっとたくさん手に入れるでしょう。
ずっとなりたいと願っていたものに遠からずなれるでしょう。
どんなつらさや苦しさを受けてきたかぼくも知っているので、どんなに今が、その日からが、彼女にとって大切ですばらしいかよくわかります。
だからこそ末永く、その幸福と平穏の続くことを心から想っています。
あなたが待っていたものに出会えたことほんとうによかったです。
きっと悪いことをみんな帳消しにするくらい、たくさんの愛と祝福に包まれてしあわせになれると信じてます。
複雑な気分にならなかったわけじゃないです。
でも涙が出たのは心底うれしかったからです。
そう思ったら自分の気にしていたこともどうでもよくなってしまって、わかっていたけれど改めて大事な気持ちを確認できました。
単純だけど、安っぽいけど、どんなに言葉を重ねてもおめでとうは足りなくて、溢れてくる気持ちと言葉で胸が詰まってしまいそうで。
でももう自己完結にしかならないし、ぼくはほんとうにおバカみたいです。
嘘でも強がりでもなく、ああよかったな、こんなに嬉しいなんて思わなかった。
だからほんとうに世界で一番しあわせでいてほしいです。